感想

くらげなす漂うアメリカンアパレル

『パルチザン伝説』ー桐山襲

みなさま、こんにちは。いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。

ライターのりょうごくらむだです。

パルチザン伝説

パルチザン伝説

  • 作者:桐山 襲
  • 発売日: 2017/08/18
  • メディア: 単行本
 

 

テロ小説を一本紹介しようかなと思いつきました。

パルチザン伝説』という、まごうかたなきテロルな小説です。

紹介していきますぞえ。
 
パルチザン伝説』桐山襲著 ※時代が時代なんで差別的な表現があります
 

構成

<僕から兄へ1通目の手紙>→<Sさんの手記>→<僕から兄へ2通目の手紙>
大まかに分けてこんな感じ。
1通目の手紙から2通目の手紙までの空いた期間は2か月ほど。
 

登場人物

テログループの一員として公安警察に追われ、八重山列島らしき場所に逃亡中。爆発事故で片目と片手を損傷した。
兄さん
党員として逮捕された。出所すると一言も口をきかない「唖者」となっていた
大井聖(父)
僕が2歳のときに失踪あるいは死亡した
穂積一作(父)
こっちが本名らしい。新聞記者。第二次世界大戦終戦のときの「反乱因子」だった
 
昼のバイトのほか売春ぽいことをしてお金を貯め、兄と僕と妹を育てた。兄とただならぬ関係にあったらしい。
15歳で家出。娼婦になった
Sさん
下半身に麻痺があり、徴兵されなかった大学生。趣味は油絵
M大尉
穂積の知りあいの近衛師団の大尉
あの男
 
 

年表

1944年 S19歳 穂積一作が油絵を見て訪ねてくる
1951年 秋 僕2歳 兄4歳 父、大井聖が失踪する
(1960年代後半、学生たちの社会的反乱がスタート、70年代初頭に敗北決定する。僕らのグループはそのころに地下に潜った)
母30代前半「金箔荘」の四畳半で三人暮らしがスタートする
1954年 異父妹が生まれる
1960年 6月、「土地付きの小さなアパート」へ引越す。
1967年 母が再婚する
1969年 11月中旬までごろ、兄さん逮捕される
     (11月16日―17日 佐藤栄作訪米阻止闘争)
     12月 母が亡くなる
     妹、15歳で家出
1972年 1月~2月 銃撃戦の山岳基地で党員14人が処刑される(兄さんの恋人がいた可能性)
    兄さん、一言も口をきかない者として出所する
1973年 秋。男女7人グループは「あのこと」を計画
1974年 8月12日、14日の計画を実行するため準備する
    8月13日、公安らしき「敵」に包囲され、計画を断念する
 M企業爆破事件で100人の死傷者を出し、意見が割れ、僕だけ離脱する
1975年 僕以外のグループのメンバーが逮捕され、監獄へ入る
1977年 O市のアパートで誤爆、僕は片目と片手を失う
1982年 4月 僕は兄に手紙を書く
 
 

あらすじ

主人公は企業や天皇を狙う爆弾テログループから離脱したのち、自宅で爆弾を誤爆させ、片目と片手を失って命からがら逃亡をつづけ亜熱帯の孤島にたどり着いた。
その孤島から兄に手紙を書いている。子どものころ失踪したお父さんについての手紙である。お父さん「大井聖」は、<異形な者>だった。片目・片手を失い、口をきかなかった。これは主人公が爆弾事故で片目と片手を失ったことに通じている。 
しかも、兄もまた「闘争」で逮捕され、出所後には一言も口をきかなくなっていて、お父さんと一緒なわけである。
そんなお父さんの謎を解いてくれるのが、Sさんの手記である。お父さんとSさんは第二次世界大戦が終わる直前に出会い、日本国本土決戦をさせるために爆弾を作っていたのだった。
 

豆知識

佐藤栄作訪米阻止闘争…日米安保条約が期限切れとなる1970年を前に、佐藤栄作が訪米し、条約継続の話し合いをする予定だった。
それを、新左翼が阻止しようとして、2,500人以上逮捕された。1967年から続いた学生運動のピークアウト的な事件だった
※作中の詩歌は、ブレヒトの『赤軍兵士の歌』1919年1月 バイエルン革命の戦士を歌っているとされている    
 
 
 
 

好きじゃないところ、感想

苦しいな。主人公の、天皇を狙うことの理由がさ、「戦争責任を持ちながら、その負債を返さず復興の歩調に合わせる欺瞞だらけの我らがお父さん軍団、その父のボスである「あの男(昭和天皇)」を倒すのが自分らの義務、ってかむしろ存在意義だと思った。」っていうようなものなんだけども。
なんか苦しいよな。わたしからすると、わかるような気がする一方、へりくつだよな、って思っちゃうんだ。
あと、「僕には天才的語学能力があるので、やんばるの方言をそっこーで体得し、現地人並みに喋れるようになっていた。だからシャーマンのお手伝いをして生き延びた」っていうところも、天皇ってシャーマンやん? って思うと、やはり欺瞞を抱えているのは主人公自分自身なんでは???と思ってしまうし。
まぁ、わたしには重すぎるのかもしれない、っていうか、ベクトルが違うのかもしれない、って逃げたくなっちゃうような本。
 
なんていうか、徹底的に、可愛くないんだわ。登場人物全員、かわいげゼロなのよ。
あまりにも、あまりにもね。
一人くらい、可愛い人がいたっていいじゃない! 
と思ふ。
そうかんがえると、自分が好きな小説って、たいてい、登場人物が可愛いんだよな。
こころも、響きと怒りも。オルハン・パムクの「雪」なんか可愛さの塊やん?(オルハン・パムクの小説そこまで好きとはいえないけど、いま本棚をみて思った)なんかね、やっていることはファイト・クラブなのに、重々しいというか、女々しいというか、いやらしいというか、粘着質というか、事をものすごく重々しく脂っこく書いていて、なんかそれが、むしろ軽さを引き出してしまっている、という感じがしたな。
 

好きなところ、感想

よいなぁと思ったのは、Sさんの手記のクライマックスですね。穂積が最後の潜入をしたあたりで、植物みたいな(白いアスパラ・・・?)宮廷の人が出てくるの。あのシーン、なんかすごいエロティックで好き。一生、心に残ると思う。
あ! あと「影男」はゆいいつ、この作品中で可愛げある人物かも。いるかどうかもわからないんだけどね…。わたしのなかでは、ソニックをもっと毛だらけにしたイメージです。もこもこ影男です。

三木三奈『アキちゃん』

ご無沙汰しております、りょうごくらむだです。

本日は三木三奈さんのデビュー作『アキちゃん』を読んでいきませう。

こちら、デビュー一発目でいきなり!芥川賞にノミネートされております。

それくらい面白い作品ちゅうことです。

 

文學界 (2020年5月号)

文學界 (2020年5月号)

  • 発売日: 2020/04/07
  • メディア: 雑誌
 

 新人賞受賞時の選評も読めるよ↑

 

ちなみに今回2020年7月15日発表の芥川賞にノミネートされているのは

・三木三奈『アキちゃん』→デビュー作!

・石原燃『赤い砂を蹴る』→劇作家出身、太宰治さんと関係あり

岡本学『アウア・エイジ』→架空列車の人!うわぁぁ!すごい

高山羽根子首里の馬』→カムギャザー!

・遠野遥『破局』→改良の人!宇佐見りんさんと同時受賞してらっしゃった。

の、五作です。

 

では『アキちゃん』を見てみよー。

 

あらすじ

小学生のころ、主人公には「アキちゃん」と呼ばれる大嫌いな友達がいた。主人公は「アキちゃん」からひどい扱いを受けていた。呪ってやりたかったし、じっさい、呪いまがいのことをしようとした。だがそんな「アキちゃん」が自分を好きなんじゃないかという期待と不安が頭をもたげる。主人公はある取引をもちかけ、「アキちゃん」から好きな人の名前を訊き出そうとする。

やがて主人公は転校することになり、「アキちゃん」との悪縁は切れた。

およそ十年後、大学生になってから「アキちゃん」のその後のてんまつを少しだけ知ることになる主人公は、なんともふくざつな思いを抱くのだった。

 

『アキちゃん』のめっちゃ素晴らしきポイント

1、読者の見たことのない感情、だけれど、覚えのある感情を書くのがうまい

→既視感あるけどまだ言葉になってなかったような情景があり、キュンキュン。

2、ポップンだけど軽すぎない。外はぷるぷる、中はもっちりな文章

→めちゃくちゃ読みやすい。最初のころの綿矢りさとか、野ブタをプロデュースとか、けちゃっぷ、とかを思い出した。いっきに読める。楽しい! こういう本が増えれば若いひとや子供たち(13歳~18歳)も本好きになっていくし、小説家志望も増えると思う。よき!!

3、ワードセンスがもう凄いとしかいえない

ペンネームであろう「三木三奈」という名前しかり、タイトルしかり…、みなさんお気づきと思うが、ワードセンスがすごい。とにかくキャッチーで、でも薄っぺらくないキャッチーさ。プロやで~。

 

『アキちゃん』の個人的にちょっと好きじゃないポイント

1、プロが書いた、ちょっとした作品、みたいな感じになってしまってるところがある。内容すばらしいんだけど、う~ん、もう少し書いてほしかった。面白過ぎて、先が読みたいから、そう思ったのかも。

2、途中でセクシャリティを明かす的な方法がちょっと好きじゃなかった。

『ここは退屈迎えにきて』とかでもそういう手法を使ってたことがあったような気がする(セクシャリティが意図的に隠されており、後で判明的なこと)。あのときの「んぎっ!?白目」ってなった気持ちを思い出した。同じくデビュー作で芥川賞にノミネート(受賞)された『影裏』も登場人物(主人公)セクマイだったことがだんだん判然としていくのだったと思うけど、あの隠し方(隠してない)とは違う感じがした。

3、アキちゃんは、のちに適合手術を受けたのかどうかも作中では明かされておらず、「男性的な本名を呼ばせなかったこと」「好きな人が男性だったこと」のみで、主人公はアキちゃんがトランスだと決めてかかっている。

さらに、選評者たちもそう決めてかかっている。

そこがなんだか好きくなかった。

おそらく、主人公がそう決めてかかっていることを、「主人公は思い込みにて決めてかかっております!」と表現したほうがより良い作品になっていたとはおもう。。。

(が、、まあそれはわたしの趣味嗜好なのか。脱線する。上田岳弘さんが以前、チェシルさんの新作『play human』において、主観的描写が過ぎるというようなことを言っていた。一つの個人的立場から見た主観的現実は、ときに暴力的になりすぎる。だが、上田岳弘さんはこうもおっしゃってた。自分にはそうした作品は書けないので(上田さんの作品は多声性が強い)、主観過ぎる声をかけるのがチェシルさんの強みというか魅力でもある、というようなことを。

そ~だよね。

たしかに。

でもわたしは思うのだが、カミュの異邦人とか中村文則さんの銃みたいに、「一般的に見て悪者(犯罪者)」である人の主観を書くのと、「一般的に見てまあ善者(犯罪者ではない)」の主観を書くのとはぜんぜんちゃうよね。

「一般的に見てまあ善者」である主人公の主観的世界を書くとき、やはり、気配りがなんばいも必要なんやと思うわ。まあ性格上の問題もあるけどね。やっぱ正しさを追求したくなっちゃうところがあるから。正しさなんかないのに、でもなんか、アリストテレスのいう中庸、みたいなものをずっと追い求めちゃう。人間だからさ。。。。。)

 

ここから先は読まなくてよし

 

あと、個人的にすごく思ったこと

これはいちばん思っていたことであり、強く、強く、みんなに言いたい、、誰かに言いたいと思っていたことなんだけど、言いたくなくて…その…

絶対誰にも言わないでくれ。

 

 

 

『アキちゃん』……?

え?

うわああああああああ><!!!!!

 

ってなったことのある人、わたし以外にもいるかな。

 

最近さあ…、ここだけの話、わたしア〇ちゃんに恋してる…。女王蜂の…。

ああ…言ってしまった…。もう、こんなに人を好きになったことなくて、キュートのマイミーが好きだったときも、これほどではなかって。恋…。

で、〇で隠せば同じア〇ちゃんってもう…

小鹿さんみたいな肢体って描写もう…。

 

アキちゃん、ア〇ちゃんですかね?

三木三奈さん、どうなんでしょうか……。三木三奈さん……

ネットで批判するときはまず「自分は間違っているかもしれない」と思うべし…

こんにちはりょうごくらむだです・・・

昨日からの恐ろしいニュースに涙が止まらない。22歳。猫ちゃんもいて。あぁああああ!!!!

 

テラハは見たことない。(クロちゃんのモンスターハウスでなんとなく雰囲気は知ってるつもりでいるくらい。)

見たことないけど、テラハ的なものの視聴者が批判・誹謗中傷してる感じはものすごい想像がつく。なぜならわたしはコメント欄熟読班長だから。

 

論点1、コメント欄熟読班のわてくし

YouTubeのコメント欄・Yahoo!ニュースのコメント欄が、情弱なわたしの主なコメント欄熟読処である。

コメント欄の何がおもしろいって、「世の中にはどんな人間でもいるんや」ってことが分かるところだ。

たとえば、捕鯨再開のYahoo!ニュースがあったとする。

コメント欄には、賛成する人or反対する人or中立の人がいる。

そして、賛成する人の賛成する理由にもAやBやCといったパターンがある。

反対する人の反対する理由にもDやEやFといったさまざまなパターンがあり、「みんな同じ意見」では決してない。

だからおもろいのだ。

さらに、(ここからわたしの性格のどす黒さがでてくるのだが)

コメント欄に書き込む人を、「あほやなぁ」と少し上の斜めのビルから見下ろす自分が心地よいというのもある。

なんで「あほやなぁ」なのかというと、

コメント欄激論連中は大抵の場合、反対意見を持つ者を「間違っている」と思っているからだ。

「自分は正しい。相手は間違っている」

そう思うのであれば、相手だってそう思っている。「自分は正しい。相手は間違っている」と相手はそう思っている。

さらにガチ身が加速しだすと、「自分は正しい相手は間違っている、だから相手は存在してはならない」という思考回路に陥る。

プロの批判ライター武田砂鉄さんとか、小林秀雄とか(急に時代が)と違うところはそこだ。

 

論点2、強い弱い

わたしは先日、炎上していたバイリンガールちかさんについての記事を書いた。

テラハの22歳の子のニュースを見て号泣しながら、そのことを思い出した。

長い間ブログをおさぼりしていたので、自分の書いた文章がどんなもんだったかも忘れていた。「まさかワイ………ちかさんのこと誹謗中傷するようなブログ書いてへんやろな……? もしそんなん書いてたら自己批判どころの騒ぎと違うで、、、、顔面にうんPぬりたくりレベルの自己嫌悪や!」

そんなふうに思い、自分のブログを再読。そこまでひどいことは書いてなかったように思う。自分ではそう思う。でも……どうだろうか。他者から見て絶対に「そこまでひどくない」とは限らない。

 

あのバイリンガールちかさんも、テラハの子と同様、すごく強そうに見えた。そのことがコメント欄炎上を加速させたであろうことは明らかだった。

わたしはあのコメント欄を美しいと最初思った。リスナーの人々の心のきれいさ、教養アリアリな感じがコメント欄を美麗にしていると思った。それは本心から、そう思った。

でも、それは、わたしもまた、ちかさんを激強(げきつよ)だと思っていたから…、だからそんなふうに思えるような、余裕を持てたのだと思う。

でも、心の弱さ・強さって、本当に表に出るんやろか。

わたしも、長年(32)生きてきて、相手の表情やしゃべりかた、ファッション、化粧、においなどで、相手の人となりを「だいたいわかったわ^^」と思えるようにまでなっているわけだが……、

しかしあの伊集院光さんでさえ、キンコメの件では「相手を見誤っていた」と言っていたわけだし……、

弱者には優しくしろと教えられてきたが、

「こいつはぜってー強いから叩く!」「こいつは弱いから優しくする!」

それもまた、違うんだよな。

くるりの、上海蟹食べたい♪あなたと食べたいよ♪っていう歌の中で、そういう歌詞があったよね。「見た目の強さに騙されるな、お前とおなじでみんな弱っている」みたいな歌詞がね(うろおぼえ)

 

論点3、自殺

いまはこんなハッピーなわてくしだが、何回も自殺未遂した。おもに薬と刃物。とくに18歳~22歳まではひどかった。なぜあれほどまで死を解決法と考えていたのか分からない。あまりに繊細すぎたといえば聞こえはいいのかな…。いま思えば、自律神経失調症だったこと、喫煙飲酒していたこと、幼いころから大人向け(いまでいうR15)の映画を観すぎて、死ぬしかないと思い込む系の登場人物に感情移入してきたこと……などが、原因の一環になっていたとは思う。

しかしやはり、「言葉」だったと思う。とくに交際相手からの「言葉」に傷つけられ、「こんだけ傷つけられてんのになんであたし元気に息してんだろ?」って思いで自分のからだを痛めつけてた。誰にも愛されてないと思っていた。生きる意味がないと思っていた。

 

それでも、わたしは生き残った。死ななかったのは、幸運だったことと、ご先祖様が守ってくれたというのもあると思う。でもいくらご先祖様だって、守りきれない時もあるかもしれない。(じっさいわたしのご先祖様のひとり(おじいちゃんのきょうだい)は18歳のときに自殺で亡くなっている。)

わたしは、死をたんなる物理現象とは思わない。死んで終わりという考え方はドライで涼し気だ。そのほうが楽になるという考えもあると思う。わたしも以前はそう考えていた。でもじっさいにちかしい人の死を経験し、まわりの反応や自分の心の動きなどをよく見ていくと、そうじゃないのだ、とわかる。

「あの人は死んだけど天国で楽しくやっているはずだ」とか、そんなふうに想像することには、欺瞞や偽善では片付けられない何かがあると思う。

一部にはそれは希望、

その想像力自体が、希望なのではないか。

テラハの子が、天国で最上級ハッピーに生きていることを想像したい。

いつか全人類は消滅して…

猫ちゃんとか、樹木とか、お花も、クジラも消滅して…

いつか、どこかまったくべつの素晴らしいところで最上級ハッピーな再会を果たす。

 

そんなふうに想像する、

そんで想像力をばりばり鍛えて、わるぐちいわれる相手の気持ちを悟れるようになる、

 

ああああ

うまくいえないけれど、

やっぱ、想像力だと思うんだ。

 

「自分は間違っているかもしれない」と、想像する能力が必要だ……。

そして……

 

自分と相容れない者も存在していいに決まってんだろ。おまえが存在してるのと同様さあ。もう存在してるんだからさあ!!

 

てことだ。

つまりプルーストでありカミュなのだ…

その流れを中村文則さんとかがくんでいる……

読むのだ…本を……

だがあまり刺激の強いのは…自殺未遂とかばんばんするやつは影響うけたら困るから…

なるべく18歳になってから、、、な!!

 

あと言葉は人を傷つけるってことを学ぶにもよい。

いつも、水で口を清めたみたいにきもちいい言葉でお話していたいものだ。 

バイリンガールちかさんの炎上でキットチャンネル炎上を思い出した

おはようございます、ライターのりょうごくらむだです。

 

さっそくですがユーチューバーのバイリンガールちかさんが炎上中です。

 

2020年4月4日にアップされた「色々とお知らせ!(♯887)」という動画において炎上が発生。

流れ:

1:動画の内容

マレーシア、クアルランプールにプチ移住中のちかさん一家。日本からクアルランプールに飛んだ最後は2月24日のことで、すでにコロナ心配時期だった。ちかさんのファン「ちか友」たちのあいだでは、「え?いま?」という違和感がわいたものの、静観。そんななか、マレーシアもロックダウン状態になる。観光ビザで滞在中のちかさん家族は、4月3日に日本へ帰国することを決める。が、欠航となり、4月8日に延期された。ちかさんはそのことを動画内で「お知らせ」する。また、アメリカ、シアトルにいる親御さんを日本に戻したことにも言及。そのあと、もう一つのお知らせであるオンラインオフ会などの宣伝を行う。

 

2:視聴者の反応

これを見た視聴者、とくに長年ファンだった「ちか友」と呼ばれる方々が反応。

さまざまな言葉で「STAY HOME」が叫ばれる。

「ちか友」たちは優しい感じというか、親友に助言する感じで諭していた。「心配だし、どうしてもいま帰らないといけませんか?」的な発言が多くみられた。だがここに初見さんも来て、動画内の旦那の被りものや、ちかさんの笑顔(へらへらしてるふうに見えたらしい)に関しても批判的な意見が噴き出した。

そのことにより、「ちか友」の丁寧な助言は埋もれがちになる。ファンの多少ウエットすぎるともいえる「失望しました」の声、不安感から感情的になっての「登録解除します」の声も上がる。「帰ってくるな」という激しい反応もみられた。(そんな言い方すんなよ・・・・)

 

3:バイリンガールちかさんたちの反応

4月7日、「先日の発表について自分たちの考えをお伝えします。(♯888)」をアップ。当該動画のコメント欄に傷つけられたこと、感情的になってしまったこと、温かいコメントに救われたことなどを話す。そして、自分たちが説明不足だったことを踏まえ、「なぜいま日本に帰国するか」について説明した。観光ビザで入国しているという点、そして、現地でまっとうな医療が受けられるのか分からないということ(とくに小さなお子さんがいらっしゃるので)などから、自分たち家族にベストな選択をした、ということだった。さらに帰国後は検査を受け、二週間の隔離生活を送ることにも再度言及。

「YouTube辞めようかと思った」「もう帰国することは決定」「不快に思うならチャンネル登録解除していただいたほうがいい」などと、多くの「ちか友」のぴえんを誘いそうな発言をしてしまう。(旦那さんストップかけたれよ・・・・)

 

4:再度・視聴者の反応

「ちかさん泣かないで。尊重します」「帰国の何がわるいねん!日本人なんやから帰りたいやろ!」という人情派のコメントもあるが、「否定的な意見する人はチャンネル登録解除しろって・・・・涙が出たよ!!」というコメントも多い。4月8日午後四時現在、いいねは1・5万、アカンねは1万件。1万人ほどがチャンネル登録を解除している。

 

――――りょうごくらむだはこう考えた!

 

私は平和主義者です。日和見主義者です。喧嘩を見ると泣きます。しかし「コメント欄の炎上」だけは、ものによっては大好物です。こう、調整したい気持ちになるからだと思います。

バイリンガールちかさんはアメリカからの帰国子女であり、親御さんはシアトルに住んでいるということでした。正式名称「バイリンガール英会話:Bilingirl Chika」は英語ネイティブなちかさんが英会話を教えてくれるほか、ご家族での旅行Ⅴlogなどを配信されていました。ちかさんのファンは「ちか友」と呼ばれ、企画で留学したり、顔出ししたり、いろいろコアな感じで支持していらっしゃったようです。

 

「ちか友」は、純粋に英語勉強したいっていう人が多い。基本的に、英語勉強したいってことは、各国の人とわかりあいたい、ってことだよね。

極論、「戦争なくしたい」ってことだよね。

 

 

そういう人が「ちか友」であるという性質上、このバイリンガールちかさんの動画の炎上は!!!!!!美しい!!

そうなのだ。コメントするファン人々の教養の深さ、民度の高さ、エンパシー能力の高さ……パネェのです。

炎上の炎がとてつもなく美しいので、コメント欄熟読が止まらないッ! のです。(闇落ちしてヤンキーみたいになってるファンもいるよ♪)

 

だからって、私は、コメント欄でのちかさんへの批判をゴーゴーもっとやれ!と思っているわけでは毛頭ないです。むしろ止まれ、止まれ、止まれと思っています。(じゃないと私のコメント欄熟読も止まらない。旦那のご飯が作れない)

 

グレード・ギャッツビーの冒頭にもあるように。「誰かを批判したくなったら、その人が自分ほど恵まれているわけではないことを思い出せ」です。

 

炎上の渦中にあるコメント欄の「ちか友」さん、またはライトなファンは、ちかさんがクッソ恵まれていると思っているんじゃないでしょうか。

 

あるコメントには、「やまほど金稼いで、旦那と子供もいて、子供はデイケアに預けて、あちこち遊びいって・・・・全部持っててむきぃー!」

っていう、悶えちゃうくらいの嫉妬コメントもありました。

まあ、私が思うに、子供を預けて遊びいくのはね、世界中のお母さんがそうなれば虐待とかなくなるし最高だと思うに。うにうに。

 

で、ギャッツビーなんです。

「ちかさんの苦しい気持ちもわかりますが…」というコメントはあるんだけど、

「コメントされる方の苦しい気持ちもわかりますが…」とは、ちかさんは言わないんだよね。そこがポイントだと思った。

 

今回、ウエッティーな「ちか友」さんは、他者の痛みに敏感なかたが多かった。医療従事者のかた、スーパーの店員さんなど、この時期に最上級に大変なひとたちをおもんぱかるコメントも多かった。お年寄りや赤ちゃんなど、自分の家族でなくても、身体的弱者たちをおもんぱかるコメントが多かった。慮る。慮りパワー。それが、コメント欄の人たちのアドバンテージなんやと思った。

 

いうなればちかさんは、エンパシー能力がすこし欠如しているように思った。

「他者の痛みに寄り添う」というところがなかった。

それはいま、コロナ禍で海外で子供を持つちかさんが相当に参っているということを表してもいると思う。

だってそうとう辛いよな。コロナ。グローバル時代の終焉かよって思っちゃうよな。

ちかさんの性質上、移動できなくなることへの不安も大きいだろう。辛いよなぁ。

→ってな具合に共感するやん?

でもたぶん、ちかさんはいまこれができない。「みんな辛いよな」と思えない。「自分が保ウイルス者で、誰かに感染させたら…どうしよう!」「加害者になりたくない!」

とは思えない。

「自分が被害者」なのだから、思えない。

だからウエッティーで心優しい「ちか友」に、チャンネル登録解除をすすめるという、心無い発言ができちまう。

 

タイーホ(笑いごとじゃないです)されたキットチャンネル炎上を想起

 

思えばキットチャンネル炎上の時も、こんな感じだった。「動画に有益なコメントする視聴者以外はファンじゃない、アンチ」と捉えられかねない発言をしたエイトさんに、ファンは失望した。その後のフォロー動画も、むしろファンの失望を煽るものだった。登録者たちはどんどん離れていった。チャンネル登録者数がいっぱい減った。でもその後、増えたんだよね。増えて増えて増えて……そして、エイトさんの相方であるカナタさんへの暴力・虐待が明るみに出て、終了。

 

今回、バイリンガールちかさんの炎上を見ていて、キットチャンネルの炎上動画がなつかしく思い出された。

似ているところは、共感能力の欠如を感じさせる雰囲気。

そして、配信者がペアであり、その一方の人間が、ほとんど自分の意見を持っていないらしいこと。

 

キットチャンネルの炎上動画では、エイトさんと共にカナタさんも一緒に出ていた。そして、エイトさんの言うことに、カナタさんがうなずく、という図式だった。

カナタさんはエイトさんに異見を唱えることはなかった。イエスマンだった。背中を押していた。支えていた。間違っている人間に対して、「あなたは間違っていない」と言いつづけた。

現在、「元女子」という言葉で自分を縛らず、かなたいむ。というゆるゆるだが高クオリティな動画を配信するようになったカナタさん。

キットチャンネルとして活動中は、じつはエイトさんに監禁され、動画編集能力を馬鹿にされ、「おまえは一人じゃなにもできない」と暴言を吐かれつづけ、洗脳されていたという。収益のほとんどを渡されないという経済的DVのほか、エイトさんの許可なしには外にも出られなかったという壮絶な虐待のすえ、全治2週間のけがを負った。逃げることができたカナタさんは勇気あるすばらしい人だと思う。

(まじで思うのだが、DV被害者や、セクハラ被害者は、逃げる姿を見せることが、他の多くのプレ泣き寝入り被害者を助けることになるのだ。)

 

仕事でも恋愛でも、パートナーが間違った道を選択しそうになったとき、「他者代表」として異見を唱えることはとても大事だ。

それをせずに、むしろパートナーの暴走を助長してしまう……、

それが、カナタさんやバイリンガールちかさんの旦那さんなどの「優しい人」の欠点であると思う。

 

もちろん、DV被害者は悪くない。モラハラされて、「あなたが100%悪いにきまってる」「世界中の人があなたをポンコツだと思っている」と言われて洗脳されてる被害者たちには、「あなたは悪くない」「あなたはポンコツじゃない」と言いたい。100%、加害者がわりぃんだ。

 

でも、優しすぎて、遠慮深すぎて、相手を助長させる可能性もあるのだ、ということを分かっていれば、自分自身も楽になるのではないか。

 

自分と異なる意見を持つ「他者」を失ってはならない。

 

成長が止まる。

 

大好きな相手にとって、いつでも「他者」であることを恐れない。

 

で、私がバイリンガールちかさんの動画のコメント欄に張り付いてる人や、むかむかして悲しくてたまらん。。大好きだったちかさんが虚像だったと分かってショックで、どこにも心の置き場がない…、という人に言いたいのは!!!

 

明るいほうに目を向けようぜっ!

本を読もうぜ!

最近会ってなかった友達にラインしようぜ!

 

本を読もうぜ!

 

 

グランド・フィナーレ (講談社文庫)

グランド・フィナーレ (講談社文庫)

  • 作者:阿部 和重
  • 発売日: 2007/07/14
  • メディア: 文庫
 

 小児性愛者という驚きの他者

あべあべあべ~

 

手洗い、うがい、しっかりな!

手洗いは30秒ちゃんとやるように!

ハンドクリームぬって!

早寝早起きするんだぞ!

卵巣チョコレート嚢胞(子宮内膜症)と子宮筋腫の手術をしたYO

6泊7日入院で手術してまいりました!卵巣チョコレート嚢胞と子宮筋腫(4センチ)の手術でございます。

手術しなきゃかも・・ってことを告げられたとき、悩みに悩みまして、たくさんの方のブログを参考にさせていただき、とても心強かったので、わたしも経験を書いておこう!!だれかが参考にしてくだされば嬉しい!ということで書きます。

 

手術にかかる時間

わたしの場合、筋腫4センチと比較的ちいさめだったので、手術にかかったのは2時間30分でした。3時間30分かかるかもといわれていましたが、癒着もなかったため縮んだようです。

麻酔のこと

全身麻酔後、気持ち悪くなるかたがいらっしゃいますが、わたしはそこまでひどくなかったです。看護師の知人によれば、煙草をやめてたおかげじゃあるまいか?とのこと。ぜひ煙草をやめてから手術されるのをオススメします。でもそうだ、わたしの知人女性は煙草もすわない健康体だったけど、麻酔手術後ずーっと頭が痛かったんだって><。

こればかりは人によるのかもしれないです。

入院生活について

それまでの生活があまりに不規則で不摂生だったわたくし。寝るのも2時3時、起きるの12時みたいな感じでした。それが入院すると以下のスケジュールに。

朝6時起床

7時30分にあさめし

午前診察

12時おひるごはん

午後 ガラス越しに太陽光を浴びる、本を読む、病棟内を歩いてみる

18時よるごはん

22時消灯 ねる

みたいな感じで、超健康生活です。しかも、ごはんうまし!!!最高のごはん!!(全国にたくさんある済生会系の病院でした)

看護師さん、お医者さんが優しい

あーほんとに優しかった。看護師さん、とくに助産師さんたち(病棟では帝王切開の出産者さんたちも入院中)の切れのよさと、たくましさと、ただならぬキラキラオーラ!人間っていいなぁ!!と久しぶりに体感するわたくしであった。お医者さんもかっこいい!素敵な仕事だなあ・・・と尊敬のまなざしです。本当にありがたいことです。ありがとう。泣

シャワーとドライヤー

ありました。シャワーの水圧が神!!! あと、ドライヤーあるか心配なかたは病院に問い合わせてみてね。たぶん貸出があるはず。わたしのところは簡単に借りれました。

たまに赤子が見れるぞい

帝王切開のかたが入院されているので(病院による)、運が良ければぴちぴちの赤ちゃんが見られます。ほんわ~かうふうふ。ただしあまりじろじろ見てはいけません。失礼ですよ。わたしは見ていましたが・・・

 痛み

すんげー痛い! 夜中とか痛すぎて、「ううう」ってなって、ここは野戦病院かな?って感じ(笑)

でも、痛いからこそ、日に日に治癒していくのが自分でよくわかり、ホッとします。自分の身体ってだいじやわー!って実感します。あのさ、ワンピースのドクタークレハが治療した子供とかに「ハッピーかい?」って聞くやん? あの感じです。ハッピーです。

 

 

と、そんな感じのハッピー入院生活でした。不安に思っているかたがいらっしゃったら、大丈夫だよ!と言いたかった。

 

いや、人によって病状も違うので、そんな無責任なことはいえませんけれども、でも、心安らかに、できるだけ明るいほうに目を向けていれば、みんな優しいから。大丈夫!

 

現在はホルモン調整して治療中

現在わたしはディナゲストというホルモン調整の薬を毎日服用してます。内膜症予防のために、エストロゲン多量なところをプロゲステロン増量にて抑制しているかんじです。理論上、生理をとめてる状態といえます。でも、生理が毎日あるみたいな出血エブリデイ!!!!

 

で、以前のわたくしだったらこのディナゲストさんのことを血眼でググりにググって、きっとものすごいネガティブな情報を見つけて落ち込んだりしていたと思います。

わたし本当にネガティブっていうか、考えることが好きなんですよ。悲しいこととか

世の中の苦しみとかに、がっつり組みあって、頭働かせるのが好きなんです。でも、今回ばっかりはそうはいかねえ!! ハッピーなほうに頭を向けないと、わたしゃ、半年もつづくこの治療に耐えられるきがしねえんだっ。

だからね、さいきんはもう、仕事にうちこんで(在宅)、がっつりと、幸せな妄想とかして、おいしいもの食べて、夜早く寝て、っていう生活をしております。

たくさんの人に助けられました。

あなたもきっと助けてもらえます。だから、今回ばっかりは、みんな、あんまり病状をググりすぎずに、お医者さんにゆだねてみることも大事!!

あとね、わたしは知人女性がチョコレート嚢胞の手術経験者だったため、話を聞いておきました。その女性は手術後に妊娠されていましたので、なんだか安心でした。

女性系の病気は、周囲にけっこう経験者がいるものです。

子宮筋腫も、多くのかたが持っています。不正出血してらっしゃる女性も多いです。

だから話を聞いてみるのもいいかもしれませぬ!

お金について(手術費用と高額医療費制度)

あっそうだ!

費用費用! 費用は298,000円くらいでした!!!ディナゲスト1か月分いれてね。

そんで高額医療費制度を利用すれば8万円~10万円くらいで済むかんじです。病院の人も教えてくれるだろうとは思います。

この高度医療費制度を利用するにあたって、1か月ごとに締め切りがある感じなんです。だから、入院するなら月初からが安心!ってことになります。たとえば1月末に手術して2月1日も入院してるってなったら損しちゃうかもしれへん、って感じです。

このへんも、病院の相談窓口とかで教えてくれると思いますので、ぜひぜひ勇気をふりしぼって訊いてみてください。

 

それでは、何かしら参考になることがあれば嬉しいです。りょうごくらむだでした!

 

おまけ

持っていった本 

魔の山(病院だもの!)

硝子戸のうち(夏目漱石大先生愛してる。ありがとう)

金閣寺(通院本だったので持っていったが、気が滅入りそうなので(笑)読んでない )

高瀬舟kindle

ほぼ魔の山と硝子戸のうちを読んでいた。おかげでさびしくなかった。

お見舞いにもらった本

お見舞いにもらった本はソッコーで読み終えました。ありがたい!

絶唱 湊かなえさん(2019女性に売れた新潮文庫1位!さすがの読みやすさ)

日日是好日 森下典子さん(お茶やりたくなった。泣いたー!)

病院にあった本

窓際のトットちゃん(黒柳さーん! 号泣した! さすがの大傑作です)

ふくろうの図鑑

雪の結晶の本

 

本たちよありがとう。ILOVEYOU!!!!!

かっこいい車と迷いのない人生

こんにちは。ライターのりょうごくです。今日はリチャード・ドーキンス利己的な遺伝子』から多大なる慰めを頂戴しましょう。ドーキンスによれば、人間は遺伝子を乗せた乗り物です。ぶーんぶーん。ぶーんぶーん(私のなかで物議をかもした小倉優子のCM)

 

利己的な遺伝子 <増補新装版>

利己的な遺伝子 <増補新装版>

 

 

突然ですが私は不妊症です。不妊症っていうと言葉が強すぎるけれど、じっさい、現在の医学界での定義が不妊症=1年以上、こどもができかねない行為をしているのに妊娠していない」なので結構、すぐ不妊症呼ばわりされる感じなのですよね。

もっと可愛い言い方がほしいよね。ルルベ・シンドロームとかどうだろう。ルルベはクラシック・バレエのポーズの一種です。似てないかい、子宮と卵管に。誰か共感してくれないかい?

 

私は結婚して10年。なので定義からすると超絶不妊症ということになります。

25歳のとき1度妊娠したのですが、流産してしまいました。なぜ妊娠できたのかは、まったくわかりません。謎。奇跡だったな~という感じです。

 

独身の親友と遊びまくったり、ばりばり仕事をして馬車馬になったりしている間に、時は過ぎていきました。

 

そんで、現在31歳です。原因不明の不妊症は引き続いています。

もうめんどくさいからさくっと体外受精しよっ☆って、決めまして、検査受けたりしていたのですが、

やはり私には体外受精は無理そうだな~と思いはじめました。そこに向かう熱量が足りない。

あと、「自然」へのあこがれが強すぎる。そんなもの、フィクションなんだから自然なんて、くそみたいなあこがれは棄てればいい。でも無理なんですよね。

 

夫のお母さん、お父さんに申し訳ないから頑張らなきゃ…無理なら離婚しなきゃ…と悩んでたのですが、でもね、たぶん、不妊症って、仕方ないことですよね。

遺伝子が先祖代々の身体を乗り物にして、ずーっと運ばれてきたわけですやん。その運搬途中でなんらかのミステイクがあったから、私と夫の代ではこどもができなかった。それだけのことなんちゃうかと。

 

私のせいじゃないじゃんと。言うたら親戚みんなで背負ってるんだよな。二百年以上前からずーっとずーっとつづいてる。

こどもを産むことは、そんなふうに、業を増やすことでもあるんですよね。

 

ま、頭をつかって考えても、こればかりはしゃあないよね。

 

ただ、このまま夫と人生を歩んでいく――こどもなしで――と思うと、なんだかいっきにこの結婚生活が、みょうちきりんなものに思えてきて。夫のことは面白い人だと思うし、ずっと友達だったし、よいパートナーだったけれど。でもなんだかんだ、こどもできない罪悪感は根深い。そうした重い考えから自由になって、別の生活を営んでいきたいとも思う。

 

ま、私がここであーだこーだ言ったところで、物事は何も変わらない。

何かを言われたり、言ったりすることで、真実が変わってしまう、と思い込んでしまうところに人間の不幸があるんだよ、とドーキンスは言ってたよ。(探したがその箇所みつからず)

 

四十億年前BAR

人間を作ろうと思ったら、宇宙の全時代が一瞬に思えるほど長い期間、生化学のカクテルシェーカーを振らねばなるまいが、それでも成功しないであろう。

 

生きる意味と科学について。

おそらく、宇宙の究極的な運命には目的など実際に存在しないだろうが、われわれのなかで誰であれ、人生の希望を宇宙の究極的な運命に託す人間など本当にいるだろうか。(中略)われわれの生活を支配しているのが、もっと身近で、温かく、人間的な、ありとあらゆる種類の野心や知覚である。人生を生きるに値するものにしている温かさを、科学が奪いとると言って非難するのは、途方もなく馬鹿げたまちがいであり、私自身や大部分の現役の科学者の感覚とまるで正反対なものである。(リチャード・ドーキンス利己的な遺伝子〈増補新装版』より)

頭で考えすぎちゃうゾ☆

 

kemioの本『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』は、全ページにツキが宿る良書

 

ウチら棺桶まで永遠のランウェイ

ウチら棺桶まで永遠のランウェイ

 

 

 

 こんにちは、ライターのりょうごくらむだです。今回はYouTubeで人気を博したアメリカ在住のアーティストkemioさんによる書籍『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』についての感想を述べますぞ。

なんでアーティスト。私にとって表現者はアーティだからだよ 

 

 

 

 

 

kemioとは?(知らないひとのために)

1995年生まれのタレント/youtuber/モデル。動画配信アプリvineから火がつき中高生の人気者になった。フォロワーがいっぱいいてそのわりにアンチは少なめという稀有な存在。楽曲を出したり、今回のように本を出したりとマルチに活躍中である。2016年に単身渡米、現在はアメリカの事務所に所属している。2018年の中・高校生の流行語となったあげみざわ」「泣いたー」の発信源。独創的な言葉遣い、意外な礼儀正しさ、「口から文化祭」なる早口オノマトペYouTube視聴者を楽しませている。

 

全4章!kemioの半生と、生きるヒント

『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』は、全4章からなる回想録である。

第1章ではkemioの幼少期から渡米までを振り返る。悲しかったこと、嬉しかったこと、親友のナディヤちゃんのことなどをめぐり、考えてきたことや気づいたことを述懐している。「みんなをハピネスにしたい」という決して変わらなかった気持ちと、オーディションに落選しつづけるなかで見つけた、ひょんなきっかけ。また、いままで公表していなかった、ある事務所に参加していた件などが記される。軸ブレしない頑なさと、その真逆の柔軟さがすんなり同居している、kemioの人間性のバランスの良さが垣間見える。

第2章では、人間関係の光と影について書かれている。対人ストレスの対処法や、「嫌い」という感情の魔術的側面について語られる。ここからお悩み相談室的な向きもあるので、悩むことが多い人々の助けになりそう。kemioは綴る。

「気にしいの人が多い世の中、マウンティングだとかすぐ言われちゃう世の中、どう取られるか考えすぎたら何もできないんだよね。(p101)」

お金のない若い子が気軽に楽しめるブログ記事やウェブコラム。そうしたものには閲覧数を集めやすいものが書かれがちである。閲覧数を集めやすいものとはなにかというと、意外にも不安感を煽るものだったりする。みんな嫌われたくないし、傷つけたくないし、傷つきたくないのだ。そうした、いわば安い記事にとらわれると、身動きが取れなくなるのではないか。その場合どうすればいいのか。kemioの経験からいって、実際に自分がおかしな言動をしているときには、友達が注意してくれるという。だから信用できる友達の前では子供のように素直になって、自分をさらしてみることも大事なのではないか。なんとも等身大でやわらかな意見である。

「自分の人生は自分のもの。(中略)誰かの反応だけを求めて頑張ってるんだったら、それはもう人生じゃなくて演劇活動よ(p86)」

 

第3章は恋愛編。いままで公表していなかった自身のセクシュアリティについても書いている。書く決断をした理由に感動してしまった。kemioはほんとうにみんなをハピネスにしたいんだね、すごいよ、と頭が下がった。また、あまり経験がないとしながらも、性/恋愛対象とのフィジカル/メンタルな関係について語っている。「出会って1回目で実技試験しちゃった人とは恋愛ジャンルでの実験失敗(p139)」であり、いきなりやってしまうと「消えてしまうリスペクトもある」という。それな…。

 

 第4章では、選挙やジェンダーについて触れながら、現実への対処方法や「病む」ことについて書いている。才能ないから・・・と悩んでる人へ向けて、「やる前ってやめどきじゃなくない? p158」と言うkemio。前に進めないけどもがいている人の背中を押してくれる、ハッピーなだけじゃない強いメッセージがある。

 

文芸書として評価は見送る、still、彼の日本語は面白い

本書は全編、オリジナリティたっぷりの口語で貫かれている。リズムがあり、響きが面白いその口調は、まさにyoutubeで視聴するkemioそのものといった感がある。だが不思議と、距離を感じてしまうのは、私がバス金ロビンス※1だからだろうか? いやべつにおばさんになったわーとかじゃなく、同時代性に欠ける読者という意味でである。町田康や初期の川上未映子綿矢りさなど、独創的な口語体で書かれたものは多々あるが、エッセイにしてもフィクションにしても、それらは本来、読者と著者とのあいだの距離をぎゅっと縮めるものではなかろうか。kemioの場合そうはいかなかった。おそらくYouTubeのkemioと文章のkemioが一致しすぎているからだろう。ふつう文章を書くとき、ひとは構えてしまうものだ。kemioさんにはそれがない。逆に、ってことだろう。逆に、作家じゃないからこそ、構えがなく、だから呪術的効果も起こっていない。わるいことではない。しかし世の作家の文章って、どんだけビシッとよそゆき風でも、なぜかその行間に皮膚感がただよっているものなのだなぁと思う。肉薄、しちゃう、そこが純文の好さみである。よさみぃぃぃーーーーー!!

ともあれ、kemioの書いた文章は、彼のおしゃべりと同様に面白い。 「必要性にしびれたら、人ってやるものだもん(p163)」など、彼だからこそ出てくる表現がそこここに見られる。コアなファンにとってはもちろん必携の書であるし、私のようなライトだけど応援してますよー的な層にとってもまた良書である。なにより、この本、ハピネスオーラがやばい。占い本のように、えいやっと開いたところの文章が今日のワンポイントアドバイス!みたいな感じで活用することもできそうだ。

ちなstillってアメリカ英語だし口語でしか使わないらしい。さげみーーーーみーーーー(でっかい声で言ってみたいバス金ロビンス)

 

とにかくさらっと読めて、ばしっと元気になって、なんでもできちゃいそうな気がする。kemioパワーですね(洗脳)

 

 ※1 31アイスクリームの正式名。転じて、31歳であること

 

 

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